ドラゴン堀江のセンター足切り結果

大学再チャレンジ企画は大モテ

amebaTVのドラゴン堀江を楽しく見ている。
ホリエモンこと堀江貴文さんとくすぶっている芸能人、合計4名に東大を受験させる密着企画だ。

この手の企画はいつも盛り上がる。
受験生だけではなく、受験や学歴の話が好きなおっさんたちにも大きな需要があるからね。

勉強期間の短さ

ただ、いつも思うのは、本当に受からせようとするには、設定された勉強期間があまりにも短すぎるのだ。

勉強への適性がある人でもそれなりに難しい大学ならがっつり1年ぐらいは専念しないと現実的ではない。
東大なら、(OBでもなんでもないので正確なことは言えないが)2年、あるいは3年はかかるのではないだろうか。

もっとも、そこまで期間をとってしまうと、さすがにテレビ的に間延びしてしまう。

人気芸能人を勉強だけに専念させるのはあまりにコストがかかり難しい。 

ドラゴン堀江ならではの工夫

 その点、ドラゴン堀江で上手いなと思ったのは、勉強に専念させやすい上に比較的勉強期間が短くて済む「くすぶっている」「高学歴な」芸能人を選んだことだ。

芸人のTAWASHIさんは早稲田卒、グラビアアイドルのわちみなみさんは明大卒、オバンドー吉川さんは立教卒。
わちさんは出身高校も名門で、オバンドー吉川さんは高IQの持ち主しか入れないメンサの会員だ。

一瞬、期待できそうではないかと思ってしまう。

 それでもやっぱり短い勉強期間

しかし、勉強期間が半年というのはあまりにも短い。
いくら勉強に適性があっても、大学受験は努力型という面が強い。
ある程度の勉強量をぶっこまないと、結果はなかなかでない。
それに、受験を終えた直後ならともかく、みんな、受験からそれなりに時間が経過しているからね。 

企画側に言わせれば、これでも、視聴者に飽きられないギリギリの長期間を設定したつもりなのかもしれませんけどね。
ただ、マスを相手にした地上波ではないし、この手の企画に野次馬的な興味よりも強い関心を持つコアな層に向けた番組にして、もっとじっくりと受験生活を追ってもらってもよかったかもね。

 センター試験の結果

案の定、堀江さんを含めた全員がセンター試験は600点台だった。

勉強期間を考えればかなり健闘した方ではあるが、ホリエモンは激務の合間、わちみなみさんは知名度が上がったせいか事務所がセンター前なのにバンバン仕事を入れているし、オバンドーさんもこっそりお笑いのライブをやったりしている。
これでは高得点が出せるわけがない。 

結局、足きりを突破できたのは、4人中、堀江さんとTAWASHIさんのみ。

文1に出願したわちさんは、あと2点あればよかった。
小問1問分である。

オバンドーさんも700点近かったが、出願した理1は足切り点が結構高いので、結局、十数点足りなかった。

涙をのんだわちさん、吉川さんは、ともに、無念の表情。
本気で悔しがっていた。

誰が悪いのか

わちさん、吉川さん、あなたたちは悪くないですよ
というか、与えられた条件の中では大健闘した。

悪いのは合格の現実性が出てくる条件を設定できない企画側です。 

とはいえ、企画側的には、合格しなくても視聴率が取れたり話題になれば十分に成功なんだろうけど。

この手の企画については、みんな目が肥えてきたことだし、こうなったら、宇治原さんに2年ぐらい勉強に専念してもらって東大理3を受けてもらうとか、ぶっ飛んだ企画が見てみたいですね。