安倍総理のひとつの強み

日本の庶民は、すっかりインテリ嫌いになってしまいました。

数十年にわたって、東大卒のようなインテリを意地悪く、ヤンキータイプをやんちゃだけど優しい善人と描くようなエンタメコンテンツがおびただしいほど作られれば価値観も変わってきます。

また、お笑い芸人の人気が長く続いているというのも大きいでしょう。お笑い芸人の世界は、ヤンキー気質があるタイプの人が優位になる業界です。

 

実際、今の日本では、神経質そうなインテリよりも、百田尚樹さんとか高須院長のようなチャーミング?な本音親父が大人気です。

 

一方の韓国は、まだまだインテリを強く信用している部分がありますね。

1960年代や1970年代の日本のような空気を残してるってことでしょうね。

 

日本の左翼やリベラルの一部が韓国に強く肩入れしてしまう理由として、そういうノスタルジーを韓国に感じてしまうという部分が結構あると思います。

 

 安倍さんがインテリや教養がある層をバッサリ切ってでも、国民の多くから支持を得ようとするのは選挙マーケティング的には正解なのでしょう。 

人間は偉くなってくると、たいてい、インテリや教養のある層からも認められたいという欲求が出てくるものです。

しかし、安倍さんにはそういう欲求が全然ありません。

そこが、安倍さんの最大の強みなのでしょうね。

 

私は安倍さんがバカだとはまったく思いません。

ただ、安倍さんは、自分がバカだとみられることを全く恐れていないことは確かでしょう。

これを、潔いとみるのか、恥を知らないとみるのかは、人によって評価が分かれるところでしょうね。