今の保守は収入や財産が十分にある人でないと支持できない贅沢品

コロナ対策について、安倍政権が次々と手を打っているが、その内容はおおむね大不評である。

特に、給付金の支給対象をかなり絞っているため、大半の国民は恩恵を受けることができない。そのため、「俺たち普通の国民は守られないのか」という失望が広がっている。

 

今の自民議員たちの社会的弱者やマイノリティに対する対応を見ていたら、自民など現代の保守が、選別主義に立っていることは明らかである。

 

もっとも、多数派国民にとっては少数派が安倍政権からどういう扱いを受けようが他人事であった。

しかし、選別主義というのは、常に多数派が勝つわけではない。

社会的階層が高い少数派を守る場合には多数派の方が後回しにされることもありうる。

いままでは少数の社会的弱者が踏みつけにされているのを仕方がないと冷笑していた多数派国民も、冷遇されることもありうる。

そして、自分たちが冷遇されると、大騒ぎをするのである。

 

そろそろ多数派国民も気が付いた方がいい。

今の保守は、収入や財産が十分にある人でなければ支持できないような贅沢品となっている。

自分に保守を支持するだけの余裕があるのだろうか?

自問自答すべきであろう。

 

その力がないのに保守を支持するなんて自殺行為であろう。

これからお肉にされて食べられてしまう運命なのに、それでも抵抗せずにのんきにモーモー鳴いている牛と変わらない。