参院選は自民勝利確実の見込み・・・ならば今回は野党に入れても問題なし?

参院選の予想が出回っていますが、どうやら自民の勝ちはゆるぎないようです。

本ブログでも述べてきたように、私は、安倍政権の経済政策については評価しており、消極的に支持という立場です。

景気回復の実感が伴わないとの声も聞かれます。

しかし、私の周囲の声は違います。

大学にも行かず早くから営業マンとなり汗水たらし足が棒になるまで歩き回って頑張っている中高時代の同級生たちに話を聞くと、以前よりも景気は確実に良くなっている実感があるというのです。

新卒の就職もよくなっているようですしね。

 

実際には、単に少子化労働人口の減少で雇用が改善されただけでアベノミクスがいいわけじゃないという反論もあります。

そうなのかもしれません。

マクロ経済についての深い知識があるわけじゃないので私自身が深い検証をすることはできません。

実際には、アベノミクスはハリボテなのかもしれません。

ただ、実際にどうなのかが分からないのであれば、外形で判断するしかありません。

 

せめて、経済政策について野党と自民それぞれがガチンコで議論してくれればいいのですが、野党議員の多くは、経済政策に関心がないようです。

タレントとか弁護士議員はわらわら擁立するけど(それはそれでいいんですけど)、経済政策に通じた人を積極的に擁立しようという姿勢が感じられません。

アベノミクスがダメかどうかを検証する以前の問題として、経済については、多くの野党は土俵にすら乗っていないのです。

 

こちらが将来について深刻に心配しているのに、お金に苦労していなさそうなインテリから、「お金がそんなに大切なのですか?もっと大切なものがあるでしょう。人権とか正義とか。」なんて言われたら、怒りの気持ちしか湧いてきません。

 

もっとも、自民一強についていいことだとは思っていません。

そもそも私は、保守というわけでもありません。

どちらにしても今回も自民勝利が確実視されていますので、ある程度の数の人たちが反対票として野党に投票しても、大変なことにはならないでしょう。

というわけで、今回は、野党に入れようと思っています。

それも、MMT理論という新たな経済政策を打ち出している党です。

 

なぜか。

 

経済をちゃんと論点にしているからです。

MMT理論が正しいのかどうかは分かりません。

もしかしたら、トンデモ理論なのかもしれません。

実際に実行したら、大惨事になるのかもしれません。

 

しかし、経済政策をちゃんと論点にしたというところをなによりも評価したいのです。

経済政策が活発な議論となることで、経済についての知識も関心もないような党や議員が浮いてしまうという状況になることを私は望んでいるわけです。

 

全野党が、旧態依然な伝統芸能のようなテンプレ的な主張しかしていないのであれば、どこに投票するのか非常に悩んでいたところです(野党がダメでも安倍さんを大勝ちさせるのは気に入らない)。

しかし、今回はひとまず投票先が見つかって、ほっとしています。