詐欺とまでは言えなくても・・・ぼったくりコンサルタントに騙されない

Amazonプライムで、適正価格500円ぐらいの商品を1万円ぐらいで堂々と出品している業者がいる。
あれって、いったい誰が買うのだろうと不思議に思うのだが、一定数、購入してしまう人たちがいるのだろう。

でなければそういった業者は廃れているはずである。

こういったぼったくりにお金を払うという現象は、物を買う場合だけに当てはまるのではない。

無形のサービス、専門的知識やアドバイスを売り物にしているコンサルタントに依頼する場合にも言えることである。

一部のコンサルタントなどでも、途方もないぼったくり価格を出している。

それに疑問を感じることなく大金を支払う人たちがいる。

管轄の役所に聞きに行けばタダで教えてくれるようなアドバイスに数十万円を支払う人たちがいるのである。

まずは概略だけでも自分で調べてから専門家に話を聞こうとする人、複数から見積もりを取るような人、相場をある程度知っている人であれば騙されることはない。

当然、彼らは情報弱者を狙うわけである。

いくつかのパターンがあるので列記しておく。

 

出費に対してシビアではない富裕層を狙う
富裕層は良いものを見て目が肥えているので物品系であれば、そうそうと騙されないのだろうが、専門性の高いサービスや無形のコンサルタントみたいなものになると、いくら金持ちでも判断が難しくなる。
服装、マナー、言葉遣いだったり雰囲気がガッツリ整っていたりすると、だまされる。
その手の営業マンも富裕層から疑われないような、育ちがいい人だったりするのかもしれない。
富裕層以外でも、お金を出すことに抵抗がない層がいるので、そういう人を上手に選別するノウハウを持っていることが多い。


緊急性が高い状況に置かれた人を狙う
大きなトラブルに遭遇した人をターゲットにする。
そういう人はたいてい焦ってわらをもつかむ状況になっているので、まともな判断ができない。
すぐに助言を得て安心したいわけだ。
24時間対応にして深夜でも連絡できるようにして、すぐに駆け付けてアドバイスをすれば、かなり高額なコンサルタント料を支払って依頼をしてくれる。

 

自分で最後まで責任を持たず相談に応える(=見通しを伝える)だけ
コンサル自身が責任を持って最後までやり遂げるわけではないので、かなり楽観的な見通しを相談者に語る。
相談者は、甘い見通しを伝えられて喜んだり安心する。
気持ちがハイになっているので、高めのコンサルタント料金を抵抗なく支払う。
しかし、その見通しの通りやり遂げるのは極めて大変だし根気が必要なのである。
それならまだしも、現実に実行することがそもそも不可能な場合もある。

 

パッケージングが完璧
費用をかけた分厚い美しい印刷物が、高級そうなファイルに綴じてある。
目に見えないサービスにお金を支払うことに抵抗ある人は多いが、そういう人でも、こういう重量感のある物体を見ると、満足してしまう。
しかし、支払わされる数十万、あるいは百万円を超えるコンサルタント料からみれば、印刷物やファイルの価格など、微々たるものである。
その上、膨大な資料も、多くは他のお客さんの場合と共通部分が多い使いまわしで、一度作ってしまえば、それほどコストはかからない。

 

ではどうすればいいのか

騙されないためには、自分自身でも相応に勉強をしたり、同様のサービスを利用したことがある知人から情報を得るべきであろう。
ネット上の情報は、かなり汚染されているので、自分自身で質の高い情報に触れて勉強しなければならない。

依頼をするにしても、初面談で即断はしないことである。

 

追伸

「業者名 詐欺」とか、「業者名 評判」、「業者名 高い」でGoogle検索すると何かわかる場合もあります。