菊池桃子さんの再婚のニュースに「結婚で大事なのは経済力」とかいう人のオツム

今から26年ほど前の話だが、埼玉大学学長の誘拐事件があった。

誘拐目的は身代金。

犯人は、「国立絵大学の学長だから金持っているはずだ」と思ったらしい。

この犯人に対して、ビートたけしが「バカな連中だな。」だとダメ出しをしまくっていた。

「国立大学の教員なんて、名誉職。金目当てなら不動産会社の社長の方がずっと金持っているだろ。こいつらの頭の中には何が詰まっているのか。」と嘆いていた。

同感である。

 

あまり賢くない人たちは、どうも、「エリート=金持ち」だと思っているらしい。

だから、菊池桃子さんが超エリート官僚と結婚したと聞いて、なおかつ、相手の方がそこまでイケメンではないのを見て「やっぱり経済力なのか。」と判断してしまう人たちがたくさん出てくるんだよね。

この人たちが男を選ぶ価値観は、イケメンかどうか、お金持ちかどうかの二点しかないらしい。

 

学生時代にバイトをしたことがある人ならわかるだろうが、バイト先で一番もてる男子は、ずばり「仕事ができるやつ」である。

「仕事ができるやつ」は堂々としており、強い責任感とリーダーシップを発揮し、仲間からの信頼が厚い。

繁忙期でこりゃダメだというピンチでも、そいつがいるだけで、なんとかなると思えてしまう。

男の俺から見ても惚れそうになるのだから、当然、女性からもモテまくる。

実際、職場で一番かわいい子と付き合ったりしていることも多い。

 

今回の菊池さんの場合も同じではないだろうか。

 

今回のお相手の方クラスの官僚の年収はおそらく2000万円前後。

退職金等、これからの年収も数億円になる可能性もある。

もちろん、一般の基準で言えば申し分ない相手だ。

 

しかし、菊池桃子さんが、経済力目当ての結婚をしようとするなら、年収数億~数十億の実業家とでも結婚できたと思う。

あるいは、すでに都心に高額の不動産をいくつも持つ資産家とでも。

富裕層の中にも菊池さんのファンはかなり多いはずだ。

 

 

しかし、菊池さんは、そうはしなかった。

お相手の方が、尊敬できる人だったからじゃないかな。


菊池さん自身も勉強家で大学院に行ったり、政府の要請で公的な立場から政策提言するような仕事もしていた。

したがって、今回のお相手がいかに仕事ができるのか、どれほどの深い知識や教養を持っているのかを理解できる目を持っていた。

しかも今回のお相手の方は、安倍政権の労働政策立案の要といわれるぐらいで、日本に同等の人はそれほどいないほどの超エキスパートらしい。

 

流石にここまで仕事ができるようになるのは難しいだろうけど、我々だってできることはあるはず。

「所詮、男は顔か収入」などと腐る暇があったら、スキルを磨き、職場で輝けるように頑張った方がいい。