コロナはバカを可視化する

コロナでの営業自粛で、休業補償について声を上げると、ネットでは命が一番大切とか、経営が困るのは自己責任とか補償に頼らず自分で何とかすべきという声がすぐに上がる。

 

しかし、一番やばそうなのは満員電車である。

なんといっても日本国民の大半はサラリーマンなのでサラリーマンの出社制限が一番効果が出るはずである。

だから、上の声に従えば、サラリーマンの通勤を一律で禁止して自宅待機してもらい、後は、(国による補償は当てにせず)会社に何とかしてもらうか、自分の貯金で何とかすべきということになる。

 

しかし、この意見に賛成できるサラリーマンは少数であろう。

自分の生活が困るからだ。

 

基本的にほとんどの人は、他人が経済的に困窮して野垂れ死にしようが気にしない(むしろ自分以外の人に補償が出るぐらいならその人には死んで欲しいと願うぐらい)のだが、自分に損失が降りかかると怒り狂うのである。

 

ほとんどの人間は自分に甘く他人に異常に厳しい。

 

ネットによりバカが可視化されたという表現はよく聞く。

正確には、国民の大半がバカであることが可視化されたというべきであろう(俺も含めて)。