子供たちにとって「YouTuber>>>芸能人」なワケ その2
なぜYouTuber?
以前、下の記事を書いたのですが、もっとピンとくる理由を思いついたので続きを書きます。
小学生がなりたい職業の上位にYouTuberがあがります。
なぜ芸能人ではなくYouTuberなのか。
我々大人にとっては本当かよ?と疑ってしまいたくなりますが、実は不思議でも何でもないのです。
結論からいうと、人って、自分の周囲の人たちに評価されているものになりたがるのです。
人は周囲の価値基準を自分の価値基準にする
ヤンキーは、勉強よりも喧嘩が強くなりたいと思うようになります。
その方がヤンキー仲間では喧嘩が強いと一目置かれるからです。
家族が学歴を重んじる価値観を持っていたら、親に褒めてもらいたくて一生懸命勉強します。
進学校に入ると、勉強できる子が一目置かれるので、なおさら勉強に励むようになります。
自分の周り人たちの価値観が自分の価値観になってしまうのですね。
友達にすごいと言われたい
今の小学生は塾やら習い事で忙しく、テレビを見るための30分やら1時間を作るのが難しい。
まして、決まった時間にテレビの前に座ったり、録画するのも面倒です。
結果、細切れの時間があれば、自分のペースで見られるYouTubeが圧倒的に便利です。
その結果、小学生がテレビよりもYouTubeを見ることが増え、話題もYouTubeばかりになります。
そうなると、自分も有名Youtuberになって、周りから「すげーーー!!」と
言われるようになりたいと思うのは自然なことでしょう。
有名Youtuberの仲間にもなりたい
新人Youtuberの中には、有名人Youtuberが多数所属する事務所に所属したがる人が多いそうです。
自分が憧れている人たちと同じコミュニティに属して、有名な人たちと仲良くなりたいとか、仲間になりたいという願望が強いのでしょう。
有名人Youtuberの仲間になることで、「俺ってすげーーー!」という状況が完成するわけです。
子供にとってYouTuberがなぜ人気なのかについては、あれこれ言われていますが、
案外とその理由は単純なのかもしれません。